A.ご回答内容
水の環境を守るためと浸水防止のためです。
〔1〕水の環境を守るためです。
1960~70年代、市内の河川も洗剤の泡とドブ臭で子どもたちを川で遊ばせることなど出来ませんでした。
下水道の整備が進み、夙川でホタルが復活。有馬川では乱舞するまでになりました。しかし、大阪湾の浄化はまだまだで、今でも赤潮、青潮などが発生しています。
昔のように、砂浜で海水浴が出来るきれいな水環境が市民みんなの願いではないでしょうか。
人間が自然から借りて使っている水です。もとのきれいな水にして自然に返すことが子孫に対する私たちの務めだと思います。
水をきれいにするには、西宮のような都市部では効率的にも経済的にも下水道が最適です。
〔2〕浸水の防止のためです。
地球温暖化の影響でしょうか。近年突然、一気に大雨が降る回数が増えています。下水道のもう一つの重要な役割は、降った大雨を速やかに川などに流し、浸水を防止することでした。
最近は、緑や田畑が減り、降った雨が一気に川に流れ込むため、河川の水位が上がり、人が流されるなどの事故も相次いでいます。
そこで、公園や学校、道路の下に水をためるための施設を作り、いったん降った大雨を貯めることで、水の流出をゆるめることも下水道の大きな役割となっています。
【担当課】
下水計画課